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草木豆ブック

人参(かのにけぐさ)

現在名称 チョウセンニンジンで
記載郡 楯縫で
当時の使途 薬で
人参(かのにけぐさ)
中国・満州・朝鮮原産。近似のアメリカニンジンが北米にある。享保4年対馬藩主が生苗株を幕府へ献じたのが日本での基である。ウコギ科の多年草。日本に自生するトチバニンジンは別名チクセツニンジンで、地上部はチョウセンニンジンに似ているが地下部は横走、薬効は認められない。かつて日光地方で山人参として売買されていた贋造品は、根部がオタネニンジンに似たキキョウ科ツルニンジン。オタネニンジンに根の形の似た日本植物中、参或いはニンジンのつくものはキキョウ科植物などにある。出雲国風土記は楯縫郡で記載。当時他植物を人参の誤認だとすると生植物の地上部か利用部分の地下部か考える必要がある。生薬人参はオタネニンジンの根の陰干品で、製法により白蔘と紅蔘に区別、生根は水蔘。