貝母(ははくり)
現在名称 | アミガサユリ(バイモ)で |
---|---|
記載郡 | 秋鹿で |
当時の使途 | 薬で |
中国原産で鱗茎をもつユリ科多年生草本。バイモ、アミガサユリと呼ばれ享保9年3月中国から生植物が渡来。出雲国風土記は秋鹿郡に記されているが、当時、自生はもちろん栽培も無理に思う。アミガサユリと同属の日本産植物にはクロユリやコバイモの類があり、備中の石炭岩地帯や九州北部に自生するのはホソバナコバイモであるが、出雲神戸川の上流地方にイズモコバイモと称する可憐なコバイモを特産する。これは秋鹿郡の貝母ではないと思う。生薬貝母は貝母の鱗茎を採取し外皮を剥除し石灰を撒布して乾燥したもの。天平時代には秋鹿郡他にイズモコバイモの自生が知られ、これを貝母としたのかも知れない。
※写真はバイモです
※写真はバイモです