HOME > 草木豆ブック > 細辛(みらのねぐさ) 細辛(みらのねぐさ) 現在名称 ウスバサイシンで 記載郡 楯縫・神門・飯石・秋鹿で 当時の使途 薬で (延喜式典薬寮) 出雲からの貢進量 1斤8両で ウマノスズグサ科夏緑性の多年生。生薬細辛は根の乾燥品。出雲国風土記は意宇・秋鹿・楯縫・神門・飯石・大原の諸都としている。生育に関しては出雲国風土記時代と現今との環境の変化が考えられぬこともないが、ウスバサイシンの近似種で、仁多郡以外の出雲に広く分布するミヤコアオイ=(コツブアオイ)と混同したのではないか。 « 商陸(いおすき) 苦参(くらら) »