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大好き☆出雲!「出雲はいいものにあふれてる」~湖陵編②~

2021.12.22

 出雲ブランド化推進市⺠委員(⼤好き☆出雲!倶楽部)は、地域の魅⼒再発⾒の活動を続け、市⺠や観光客に更なる出雲の魅⼒を発信すべく活動しています。

 今年度は、「出雲はいいものにあふれてる」を活動のテーマとし、地域の「いいもの」を調査・紹介しています。

 5回目となる今回は、6月に湖陵コミュニティセンターで教えていただいた「いも代官祭り」について、実際に参加した委員のレポートとともにご紹介させていただきます。

いも代官(井戸平左衛門)とは?
 享保の大飢饉の際、薩摩芋の栽培普及に尽力し、領民を救った「芋代官」こと井戸平左衛門。
 功績を称えた顕彰碑が湖陵町内に4基もあり(主に西日本に約490基)、今でも湖陵地域では、砂丘地を利用して「西浜いも」が栽培されています。

 

「いも代官祭り」レポート

<金築委員>

2021年11月23日、湖陵町で「いも代官祭り」が開催されるとの事で井田委員と一緒に出掛けてきました!

このお祭りは、この地区に芋作りを広め領民を飢餓から救った井戸平左衛門(第十九代石見代官 通称 いも代官さま)の業績に感謝するお祭りです。

場所は板津の公民館。会場には立派な祭壇が飾られ、集まった方たちは、お経を唱えていらっしゃいました。

いも代官さまがなぜかサツマイモの上に座っているというユニークな肖像画も飾られていました。

お経の後は手作りのおせんべいを頂きながらのお茶会。和やかな時間が流れます。

その後、世話役の三原さんによる、いも代官様の紙芝居が上演されました。

お祭りに来ていた子どもたちも真剣に聞いていました。


いも代官様を偲び、業績に感謝し、次代にも伝えていく…。

そこには優しい時間が流れていました。

 

<井田委員>

紙芝居「いも代官」。板津公民館館長の三原さんが作られたもの。

「井戸様!井戸様!ありがとうございました…ありがとうございました…恩は絶対に忘れません!!」

現代の恵まれた生活環境に常に感謝の心をもって生きてほしいと願いが込められています。

紙芝居を通して、井戸様の偉業を感謝を込めて語る三原さん。前列で熱心に話を聞いていた小学生に三原さんの思いは間違いなく伝わっている… 

お茶受けに出された毎年手作りの煎餅お芋の焼印が素朴で可愛い。あたたかく迎えてくださった地域の皆さんと一緒に、井戸様の遺徳を偲ぶ穏やかな祭りでした。

 

6月に湖陵コミュニティセンターを訪問取材。そこで「湖陵地区のいいもの」を聞きました。
話を聞いて終わりではなく、興味をもった「いいもの」は自分の目で確かめたい!そう思って祭りに参加させていただきました。
出かけて良かった! いいものには、いい人との出会いがある。確信しました。